あー、あれからもう1年(近く)。

 今日が阪神淡路大震災の日だったことを忘れていた。いや数日前から新聞にはポツリポツリその話題が載っていたから、気がついてはいたはずだが、それがホントに今日だということを昨日は忘れていたと、やや回りくどい感じの状態であったといったらいいだろうか。
 そして、きみまろではないが、「あー、あれから17年!!」である。1995年の1月17日、自分はいったい何をしていたのだろう。
 考えてみれば、というか指折り数えてみれば、当時はまだどうにか30歳代なのである。かなりの不安を抱えつつも、まだまだどうにかなるんじゃないかな、なんて何のあてもなく思っていた。そしてまさに「あー、あれから17年」ということになる。そのあっという間の年月を、まったく無駄とはいえないだろうし、いいたくもないけれど、かなり無駄な使い方をしてきたとは思う。
 そして問題は「あー、これから17年!!」である。それがはたして実際に自分にあるのかどうかも含めて、そうとうに効率よく使わないといけない。そしてその時点ではもう「あー、それから17年!!」なんていうのは絶対にないのだから。
 もちろんそれを大きく規定しているのは、やはり去年の311ということになる。まさに庶民のパラダイムチェンジ(よく意味を知らずに使ってます)が始まる瞬間であり、また原動力になっている。あれから一年近くが過ぎようとしているが、このチェンジ(しかしオバマ以降チンプな言葉になってしまった)はこれからも続かなくてはならない。そうでなければ、きっと「これから17年」自体もなくなってしまうだろう。
 と少しはマジメに考えた17日ではあった。
 しかし芥川賞の田中さんはスゴイなあ。