SFファン交流会、その前と後02

(昨日の続き)
 まずは今度発行される『年刊日本SF傑作選』のお話。
 今回は大森さんと日下さんで共通する作品が一篇しかなくて、どうしょうということになる。すでにページの取り合いになっているとか、去年はどうだった、その前は、あーだこーだという応酬が始まり、知らない人が見たら公然口論状態。それを行司役の森下さんが楽しげに見ている。ということで、今年の『傑作選』は早くもエキサイティングなのだった。
 そんなあたりで私の隣に松崎さんがドーモおひさと着席。彼女はどうやら今回のイベントも写真付きでレポートしてくれるみたいだ。楽しみ。
 続けて『原色の想像力2』の書き手をご紹介ということで壇上に。まずはその時にいた酉島さん、私、そしてオキシさん、さらには1の松崎さんと高山羽根子さん、そして宮内さんも引っ張りだされる。
 私はネット中継のカメラに近いところに座ったので、モニターにはコンパス顔の私がドカンと映し出されている。自分でもそれがコワイ。しかもタイムラグがあるので妙な気持ちに。
 壇上では酉島さんの作った2用のチラシや新作のキャラクターが紹介され、その新たなるチャレンジが語られる。
 しかしなにせ口数の少ない我々。しかも2の面々はまだ一行も発表されていないし。そんなところを大森さんにしっかりフォローしていただいた。いやはやありがたい。もっと我々も軽い感じでしゃべればいいのだけれど。(はい、それは2次会以降で満開でした)
 そして話題はゲストの三人による国内SFの回顧となったけど、それはここでは割愛。やがて空木春宵さんや志保龍彦さんが到着。ここまでどうやって空木さんが到着したのかは氏のツイッターに詳しい。
 最後の1時間弱はまた『原色の想像力2』に話が戻って、編集の小浜徹也さんも登場する。最初の予定では12月とかいわれていたのが、2月、さらには3月になりそうなこととか、発行部数の微妙なさじ加減具合、そして各作品の作品以上(もしかすると)にユニークな紹介、作品の掲載順が検討され、って、ここは編集室かな、などなどがあり、後から着いた三人もちゃんと壇上で紹介されてしまった。加えてオフレコ情報満載で大団円を迎える。
 そして恒例のお片づけ。みんなでテーブルとか椅子を仕舞うのって、高校時代の生徒集会のようで、なにか楽しい。
 外はまだ本降りの雨、創元関係者はとりあえず近くで囲もうという小浜さんの提案で、まとまって歩く。すると、サクサクっと大森さんが場所を見つけてくれる。うーん、そのフットワークのよさに脱帽である。そして本番はこれからなのだった。(続きます)