SFファン交流会、その前と後04

(一昨日の続き)
 SFファン交流会の二次会分派はさらに続く。ただ私の記憶は数杯の生ビールでだいぶ曖昧になってしまい、酉島さんとの「ツレに関する話」も本当に失念してしまっている。
 こうだったんじゃないかなぁ、と創作もできそうだけど、万一の場合、コワイのでやめておきます。
 もちろん忘れてしまったのはこれだけではなくて、実はそのほとんどといっていいのだけれど、頭の端っこに歴然ととても楽しい時間であったとことが残っているので、書き続けることにする。
 この囲みはみんなのテンテンバラバラな個性ゆえに、統一的題材など一度も持ち上がらず、それぞれが前後左右と好き勝手に話題を広げていく。これがいい感じの雰囲気を作っていったのだと思う。まあ記憶がほとんどない人がいうことではないのだけれど。
 やがて大森望さんがこちらのテーブルにやってくる。その取っ掛かりは不明だけど、いつしか話題はおじさん(私です)の居酒屋での十八番的ネタである大阪万博となる。
 如何せん、この話題は若い人が原体験として語ることはできず、まさにオヤジの独壇場とならざるを得ない。まったく年寄り(私のこと)はこれだから困る。
 しかし松崎さんの「つくば科学博なら行きましたけど……」という発言に、おっと大森さんが「あれは万博じゃないよ」との声。おお、私の専門分野かと思っていたら、大森さんも万博通いを重ねていたことが判明。その回数は、計6回の私など足元にも及ばないほど。スゴイなあ。
 それでも私は国内館と外国館のコンセプトの違いとか、某小説で太陽の塔の内部描写が間違っているとかを、エラソーに開陳。
 そうこうしているうちに、大森さんはオキシさんにゲーム作りについて質問をしている。こういったことを見習わなくちゃいけない。私は自分ネタが過ぎた。かくしてまた生ビールが空く。それを松崎さんが目を丸くして問う。
 「いったい何杯目なんですか」
 うーむ、世の中にはわからないことが多いのだ。でも大丈夫。ちゃんと立てるし、歩ける。
 かくしてこの囲みも二次会本体に合流すべく雨に濡れながら駅へ。新宿で笛地さんとサヨナラして、一行は某中華屋へと向かったのだった。(記憶がないのに続きます)