ロシアの勝ち負け判断

 昨日書いた「UP」の「有人宇宙活動再考」の中で、その本旨ではないのだけど、おもしろい記述があった。
 我々、日本人はアメリカに人類初の月着陸をやられてしまったので、さぞかしロシア(当時のソビエト)は、やられてしもうた感が強いと想像するけれど、実は本人たち、初の人工衛星も、初の有人飛行も自分たちなので、これでおあいこか、まだまだ2対1で勝ってると考えているのだそうだ。しかしこの見方、かなりアリだと思う。
 その点でいうと、アメリカはいつでもどこでも一番でなくちゃいけないて、そのためにいろんな国に迷惑千万なことばかりやっているけど、近頃の旧ソビエトは、おのれの足るを知るというか、そこそこでいいんじゃない、というニュアンスをかもし出している。で、アメリカそこ、かつてのソビエトっぽくないんかい、という感じだ。
 でもシリア情勢に対する安保理での拒否権の発動とか、プーチンの振る舞いとか、たくさん気になることはあるけどね。