デジタルの隘路

 アイタタタ、どうやらメールが届いていない事態に遭遇してしまったようだ。
 メールっていうのは、ポチっとしさえすれば、瞬時に相手に届き、何かトラブルがあれば、届きませんよと、よくわからん英文の返事が着たりする。そんなものだとばかり思ってた。
 でも今回のことでいろいろとまた調べてみると、届きませんよメールが来ないまま、相手にも届いていないことが、ほんとうに多多あるようなのだ。
 今回は相手がGメールの場合のトラブルみたいだけど、まだことの真相は明らかでない。
 いやはや、怖い。
 ということは、おっと、某編集さんに送った2通のメールも届いていないのかなぁ。
 こういったことになると、パソコンオンチの私はお手上げ状態。デジタル時代はムチャクチャに便利なツールを与えてくれたけど、それに依拠して生きていて、しかもリカバリーの方策を知らないのだから、場合によるとトンでもないドツボにはまってしまうかもしれない。
 まあ、昭和の頃は、一発電話すれば済んだことなんだけど、これほどメールが浸透すると、なんだか相手の時間を削ぐのが、悪い気がしてくるのだよね。
 そういえば先週葉書を寄こした金沢に住む学生時代の友人に、手紙を書くのもおっくうなので、電話をしてみた。彼はパソコンもメールをやってはいない。(子どもたちはやってるみたいだけど)受話器の向こうの声は、しっかり金沢弁で、なにやら遠くの場所と話している臨場感があった。
 といっても、こちらは彼の住んでいる場所をグーグルマップで見ながら、話をしているんだけれどね。