初めての東京會舘

 徳間文芸賞贈賞式にマゼていただました。これは今年度の大藪春彦賞を受賞された沼田まほかるさんと、日本SF大賞の上田早夕里さんのお祝いの席です。
 細かい雨に濡れながら、有楽町駅から会場の東京會舘まで歩く。ずーっと前から名前は知っていたけれど、中に入るのは今回が初めてでほんの少しビビり気分。
 エレベーターで会場の上がると、エレベーターホールの椅子にちょこんと座っていたのが、評論賞でいっしょだった渡邊利道さん。で、いっしょに中に入ろうとすると、またロビーにチョコンといたのが、創元SF短編賞の松崎有理さんだった。渡邊さんと松崎さんはたぶん初対面だったのでご紹介。で松崎さんは、おっと名刺がクロークだと一旦取りに戻る、って、鞄は持っていたみたいだけど・・・・。(と書いたが、名刺を取りに行ったのは渡邊さんだった。松崎さん御免なさい)
 で、ホントに会場に入ろうとすると、オレンジ色に輝くロングスカートの女性たちがお出迎え、ってここはドコ的に気分に。でもその若さ光線にも臆することなくウイスキーなんぞを受け取って、・・・アッ違った受け取ったのは男性からだった・・・、やっと人に波間へと漕ぎ出す。
 と、すぐに東京創元社の小浜さんを見つけて四方山話。第3回の創元SF大賞とか、アンソロジーとか、執筆者の面々とかの話をしているうちに、贈賞式のほうはつつがなく進む。
 なんやかんやで、大森望さんにもごあいさつ。評論賞チームの方々ともチラホラあいさつ。つつつーと、前の方に行くと、堀晃さんがいらしていたので、ちょっとおしゃべり。堀さんとは、第2回創元SF大賞のイベント、評論賞の選考発表会、その贈賞式、そして今回と昨年以来4回もお目に掛かれて恐悦至極なのです。
 堀さんとジャズの話をしたら、近くにいらした田中啓文さんをご紹介いただく。田中さんは私も大好きなローランド・カークのファンで、最近、フリージャズに関する新書を出されたとのこと。「フリージャズ」というとやや怖気てしまうけど、がんばって読みます。
 その田中さんが翌日、荻窪でイベントを開催するとのこと。それについては、まだ後日書きます。堀さんにはほかにもたくさんの方をご紹介いただきました。ありがたいことです。
 しかしこの会場の広さといったらなんなのだろう。知人といっしょに来ても、待ち合わせの場所を決めていないと、絶対にはぐれてしまう。さらに驚いたのは、どこかの高級クラブのスタッフとおぼしき女性の方々が何人も来ていたこと。うーむ、あの胸の谷間、謎である。(続きます)