20日中には寄港予定。

 窓の外には遠く荒川。
 その川面にアメンボのように見えるは、学生たちのボート。
 小さな艇内で身体を前後させて必死に漕いでいるのが、微かにわかる。
 舟はゆっくりと動く。微速前進。
 その傍らを水上スキーを引っ張るモーターボートが走り抜ける。
 でも、人生においては、はてどちらが速いのか。

 というわけで、微速前進の改稿作業はもう少しで、どこかへ寄港する。
 アレ、そっちはダムだったっけ。いかんいかん。