本を巡る午後

 桜台に行く。
 駅近くの本屋には『原色の想像力2』どころか、創元文庫が見当たらない。これではPOPを作ってくれないかなぁ、なんていう勝手な営業もできないと、トボトボへ床屋へ向かう。
ここで「ものみな憩える」に登場した店長さんに1冊進呈。そして小説のままに2時間ほどの頭部メンテナンス作業。
 帰りがけはいつものように池袋のジュンク堂に寄る。
 まず最上階へ。映画のコーナーには、タルコフスキー関係の本が1冊も見当たらない。新作のない監督の運命なのかな。でもキューブリックの本は4、5冊並んでいる。うん運命というわけではないようだ。
 下に降りて、宇宙開発のコーナー。『図説 宇宙工学』に強く惹かれる。でも今日は買わない。
 さらに下って文芸コーナーの平台には、佐々木譲さんと山田正紀さんと、そして上田早夕里さんと並んで宮内悠介さんの『盤上の夜』が。すぅごくカッコイイ。もちろん購入。
 その奥の文庫本コーナーでやっと『原2』を確認。棚の中に『原1』と並んでいるのと、それから上の方に「縦積み」。ほんとうにあった。よかった。ここになかったら、もうたぶんどこにもない。さらにまた奥へと進み、田中啓文さんの『聴いたら危険! ジャズ入門』も購入。
 そしていろいろと通り抜けて、1階の雑誌コーナーのの奥へと一直線。「あっ、やっぱりSFマガジン5月号はまだなのか。」と下を見ると、残り、一、二冊となったSFM4月号の美女が笑っている。ここで「本の雑誌」4月号を遅ればせながら購入。もちろんお目当ては「早川書房特集」。
 ウチに帰って郵便受けを見ると、SFM5月号が届いていた。ありがとさんでした。
 しかし、うーむ、なかなか、どうして。