大阪パワーとSFフォースの宴

(昨日の続き)
 てなことで、雨上がりの大阪で、エクレアの細長いヤツとマンゴージュースという、なんちゅうおやつヤネン的な時間を過ごした後で、今回の旅のメーンエベント(なまってます、どこのかは知らないけど)である「原色飲み会」に参加すべく、ホテルを出たのではあった。金魚のフン付きだけど。
 下調べはまさに万全である。まず心斎橋駅は長堀鶴見線を探して、一駅先の長堀橋へ。これは歩いた方が早いだろうけど、何せフン付きなので。そこから今度は堺筋線へと乗り換える。この車体がえー色してまっせダンナ、である。しかし筋とは面白いいい方だね。大阪人にしてみれば当たり前なんだけど、私はどうも「牛筋煮込み」なんかを想像して、ウーロンハイが飲みたくなる。
 そうこうしているうちに地下鉄は目的地の別筋、天神橋筋六丁目駅に到着。その地下道を目一杯歩いて、お手製の地図に従い、何の迷いもなく、あの原色人のメッカ、マーガレットに2分ほどの遅れで到達したのだ。拍手パチパチ。
 後日、あまり完璧にそこに着いたので、ツレは「以前にも行ったことがあるの?」だって、だから大阪自体が数十年ぶりなんだからって。
 すぐにメンツは揃い踏みとなって、宴は本格始動である。
 いつもどうも堀晃さん、先日はどうも田中啓文さん、初めまして北野勇作さん、またですね松崎有理さん、おめでとさん高山羽根子さん、褒めすぎですよ酉島伝法さん、男だったのねオキシタケヒコさん、あなたがそうですか端江田仗さん、熱かったですか石亀航さん、そして私とツレの総勢「11人もいる」。
 グアーンと後ろでジャズが鳴り、ウォーンとしゃべり声が響く。ビールの栓が次々と開けられ、どんどんと空になっていく。粉モノ料理が並べられ、平らげられていく。これは大阪パワーなのか、それともSFフォースなのか、判断はできない。たぶんその両方なのだろう。このようにして、あの凄まじき夜が始まったのではあった。(続きます)