御尊顔を拝し恐悦至極。

(昨日の続き)
 これは電話しといたほうがいいのかな、と家でまったりしているはずのツレに連絡する。帰ってから、「タケノウチいたよ」なんていうと、「何で教えてくれなかったの」と烈火のごとくに怒られるかもしれないので、その予防線である。で、やはりさっそく、意味なき薄化粧で現れる。しかも近くのオバハンよりもずーずーしくも、歩行者の監視にあたっていた、男の子、じゃなくてボーイッシュな女の子に話しかけ始めた。って、彼、じゃなくて彼女はいま仕事中なんだから!
 しかしその話から、なんとなんと、ナントの勅令、和久井映見さんも来ているがわかる。そういえば少し離れた池の脇に、銀色の傘に隠れて女優然とあるのが、その映見さんのようなのだ。そうかそうか、その傘のうちには最初、水谷の豊さんがいるもんだと、勝手に解釈していたんだけど、和久井さんだったのか。それなら許す(って何を)。
 そんなこんなで見ていると、ニュー豊さんは何度もその辺を走っては、和久井さんに近づく。何やってんだろうと思ったが、どうやら走って和久井さんのところにやってくるシーンを取り直しているわけね。うーん、役者もつらい。
 撮影がチト中断したので、ツレといっしょに歩行者然(というより歩行者そのもの)として、撮影現場を通り過ぎる、むむむ、近くて見る和久井さんのこの世のものとは思えない、なんとも美しいお顔、思わずナンマイダーとお祈りしたくなってしまった。豊さんは、アレいたのかなぁ。(終わり)