四半世紀目の発見

 夜中にパソコンをパチパチやっていると、ツレの呼ぶ声が。おっと、F1 の予選を見逃すところであった。どうも今年からBSになったので、放送時間の感覚がつかめずにいる。
 しかしまったくF1に興味のないツレが、よくぞ気づいてくれたものだ。たぶんテレビショッピングの放送を探していたから、なのだろうけれど。
 で、予選が始まるとさっそくツレは、ソファでうたた寝状態。予選の結果は案の定ではある。まあ、ミハイルはかわいそう。でいろいろと速いドライバーも出てきたみたいだけれど、そっちの方は不勉強。
 そして予選が終わって、3番手までのインタビューが始まると、ツレはむっくりと起きてきて、三人の名前を聞く。ただハミルトンだけはわかってたようだ。
 やがてベッテルの顔がアップになると、叫ぶようにいう。
 「青い瞳がきれいね」
 うーん、四半世紀ほどF1中継を見てきたけれど、ドライバーの瞳の色に関心を持ったというのは、たぶん初めてのことだ。まあコンセントレーションを高めているときの目を見て、スゴイとは思ったことはあったけれど、あれは色とは関係ないもんね。
 なるほどね、そんな見方もあったのか。ハイ、勉強になります。