人がいなけりゃ奇談モノ。

 ということで、SFセミナーの昼の部は終了。少し時間があるので、近くの喫茶店ででも校正しようと思ったら、岡和田さんに拉致(冗談ですよ)されて、夜の部が開催される宿屋近くまでタクシーで向かう。
 そしてその近くの店で校正作業を、と思ったら、適当な店がないか、あるいはセミナー参加者で満員状態、だからさらに遠征して、とある高めのハンバーガー店でコーヒーをすすりつつ作業開始。3分のイチ程度でタイムアウト。ホントウは宿屋近くのラーメン店に入ろうかとも思ったのだが、結局はその店で1100円ほどのテリヤキバーバーを齧ることに。といっても、ナイフとフォークが必要なのだけど。
 そしてまた道を戻る。道中にはやはり参加者とおぼしき青年が二人、ケータイのナビを見つつアプローチしているが、どっこいおじさんはただ記憶で向かい、彼らを追い越す、ってエバってどうする。
 で迷うことなく到着したのが6時40分頃か。おーと、こんな奇怪、じゃなかった機会でもなければまずは入ることなき、古風大型日本式大衆旅館なのではあった。受付嬢によれば、まずは部屋と布団を確保すべしとのこと。なにしろ初体験なのでドキドキ。途中酉島伝法さんとすれ違い、彼はゲスト部屋を確保したとのことだけど、そこはすでに満杯。で一人むなしく探しまわり、どうにか確保するも、布団を敷くと顔と顔が近過ぎ。うーむ。まさに学生時代の合宿の体なのだね。
 そして7時から全体の集りが大広間で開かれるということなので、地階へと降りる。ううう、懐かしき空気。奇談モノのインスパイアもありそうだけど、これだけ人が多くちゃねぇ。
 まずはその大広間で岡和田さんと仁木さんと再会。やがて酉島さんも合流して、どこかで迷っていた宮内悠介さんも登場。そう松崎有理さんだけが(やはり)未着でありまする。