初めての文フリ01

 初めて文学フリマに出掛けていって、オジサンは圧倒されて帰ってまいりました。まあ、おまけにオバサンも付いてきたのだけれど、彼女はよくわからず、ただタピオカを食したのみでした。
 まずはその数、もちろん事前にホームページなどを見ていたので、おおよそわかってはいたのですが、やっぱり現物を前にすると違います。とても全部はおろか、その何分の一かを見て回ることは困難。机の上に並べられた書籍も、その装丁は市販のものよりも見事なほど。これらを網羅して、目次や一部の中身を読めるサイトなど、アマゾンの横っちょにできないものだろうか。
 ということで、会場に入った瞬間に見て回ることは諦めて、失礼ながら、お知り合いのところだけお伺いすることにしようかと思った瞬間、目の前が酉島伝法さんや高山羽根子さん、そして倉田タカシさんの出店(とはいわないのだろうなぁ)なのだった。見事に一等地をゲットする魔力はさすがである。
 しかも酉島さんが評論賞仲間の渡邊利道さんとしゃべっているのではないか。メガネに長髪結びだけの共通点で私が義兄弟としたお二人である。
 そしてあのお土産グッズを見せてもらおうかと思ったら、おまけに付いてきたツレが机の近くで勝手に騒いでいるぞ。
 「これ欲しい、ええっとドレにしようか、うう迷ってしまうま」って、まるで縁日の子供である。
 だからもう予約していたんだってば。
 ここではその「ゆきあってしあさって」のお土産セット(?)を購入。旅情を誘われる、っておいおい。