初めての文フリ04

 そんなこんなで、酉島さんとなぜか東京創元社の石亀航さんの話(内容は忘れました)をしていると、「お呼びでっか」という感じて本人現る。まずはSFセミナーお疲れサマンサと挨拶。うーん、ここはSF短編賞エリアとなりつつある。
 渡邊利道さんとは、アンソロジーはいつ頃出るのか、なんていう話。第2回のときは、なかなか連絡がないので、やめちゃったのかなぁと思っていたよ、といったら、第3回の渡邊さんにはもう連絡があって、改稿しちゃってるって話。なにやらうらやましい。でも彼によると第2回の空木さんの作品を読んでいたら、応募するのを躊躇したかも、だって。はい、何事も寒翁が馬である。
 酉島さんたちのブースの近くで、若い男の子たちが小さな声で客寄せしているので、よく見ると、なななんと明学の文芸部だった。私の出身デイガクである。うん声のデカさからいって、隣りの早稲田に負けているではないか。で、いそいそと彼らに近づく先輩面。聞けば彼らの書籍はタダだという。それであんまり声を出さなかったのかどうかは不明。私はキミたちの先輩なんだぞ、といって学籍番号を教える。教えることはそれしかないのか。で、悔しいから、酉島さんが持っていた「原色2」を借りて、そのプロフィールを見せる。トンだ先輩じゃのう。
 そして空木さんにブースの場所を聞いてから、そこで彼の作品が掲載されている「夜の図書館」を購入していると、彼が追っかけやってくる。律儀な人である。
 いいかげん放置しっぱなしのツレを回収せねばいかんと、もう一杯ジュースを買ってから休憩コーナーに行くと、ヘラっという感じ(どんな感じじゃ)で日干しになった最年長オバハンが座っている。しばし私もそこで休んでいると、なんと空木さんが食事のために、そこにやってきた。美男子はツレの大好物なのだったのだ。