初めての文フリ05

 文学フリマの続き。ツレは酉島さんや高山さんとは大阪の飲み会でいっしょだったし、渡邊さんとも贈賞式などで会っている。でも空木さんとは初対面。
 で、私がさっき購入した「夜の図書館」を見せて、彼は第2回の佳作受賞者で、これも書いているんだよ、と説明すると、ツレはそれじゃなくて表紙イラストに食いつく。描かれていたちょっと見がたいのいい女子高生に彼女は興味津々で、そのまんまにしゃべり出す。いやいや表紙に彼は関与していないだろうし、ここには食事をしに来たんだってば。で、空木さんのご飯のジャマになるし、そろそろ帰らないと危ういこともあるので、と立ち上がる。空木さん騒がしくでゴメンね。
 そうそう、石亀さんや大森さんもいたよ、とツレにいうと、ええっ、会ってみたい、これまたミーハー全開。じゃあ、一回りだけしてみるか、と歩き出すと、すぐに石亀さんを捕捉、いやあ先日ではお見苦しいところを……と彼はいうけれど、そこまでツレはいなかったから大丈夫。えっ、羊パーティのことじゃないよね、あのときはツレ自体がいなかったけど、まあいいや。
 そしてまたすぐに大森さんを発見、まずはSFセミナーお疲れ様。大阪万博が話題になって、ツレはサンヨー館の人間洗濯機のことを話し出す。彼女にとって万博は太陽の塔ではなく、その洗濯機のようだ、やれやれ。口をコルクで塞ぎたい。
 そしてもう一度、入口近くの「ゆきあってしあさって」ブースで、その面々にさよならのご挨拶。みんなイキイキとしているなぁ。
 で、またモノレールのホームへ。で自分は先頭車両のあたりに立ったつもりが尻尾だった。こんな体験はあまりないのだけれど、実は太陽の塔の帰りにモノレールの入線を待っていたときもそうだった。うーん、なんだかモノレールだと緊張するのかなぁ。