進攻なしの撤退もありや

 長い間、いつも楽しみに読ませていただいていた岡崎武志さんのブログが、今日で本に関する記述を終了するという。
 とても残念だ。果たして「本に関する」ことの範囲がどこまで及ぶのかはわからないが、そういった内容は、すべて「本の雑誌」関連の有料サイトに以降することになるのだそうだ。
 プロでありながら、こういった長めの文章を、ほぼ毎日更新していたことこそ稀なことだったと思う。
 ブログの普及、ミクシィの流行、そして今はツイッターの全盛であるようだ。しかし時代遅れの私はネットの利便性をほとんど知らないままに、こうやって旧態依然のブログの使い方をしつつ、ミクシィに微かに触れ、おっかなびっくり状態でツイッターに関与している。
 そうそう、次代を担うと喧伝されているフェイスブックやグーグルプラスは、未だに何のことかサッパリわからないまま、放りっぱなしである。
 といったことに思い巡らすと、逆にネット上からの撤退もありや、とも考えてしまう。いやいや、撤退もなにも、進攻すらしていないことに、ふと気づく、のだ。やれやれ。