散歩あゆめず11

 昨日書いたような、数年前にホイッスル青年の罵倒を受けて、さしもの私も少しそういったことから遠のいた時期がある。しかしまあそれも勉強である。いろんな人がいる。ただ彼の胸のあたりにまで上げた握りこぶしを、忘れることはないだろう。
 しかしこうもいえる。彼にからまれたのが、私でよかったと。初めて歩き出した人だったら、もう二度とこんな場に来ることはないかもしれないからだ。
 そういえば思い出した。私が注意をする前に、たぶん私と同じ思いだったのだろうご婦人が彼に一言二言話をして、呆れた顔でその場から離れたことを。彼女がそれに該当していなければいいのだけれど。
 今回、やっとマスメディアに取り上げられるようになったからか、普段見るネット上でもそのことにチラリと触れる人が多くなってきた。
 その一つのパターンとしてあるのが、マスメディアで紹介された内容の言葉尻やそのありさまを捉えて、揶揄することだ。そうすることで簡易防波堤は完成する。しかし、さてそこはほんとうに安全なのかな。