おっと、気づいてみれば02

 ところがどっこいしょ、現在、誕生日の星座としてあるのは、大昔に羊飼いが夜の暇にまかせて、妄想のままに天球の星たちを繋げて、神々や動物や道具に当てはめていったモノ。その頃はもちろん星座として存在するだけで、その天球上の領域は明確に区切られたものではなかった。つまりいつからいつまで太陽があの星座の位置にあるのか、ってことは明確ではなかったわけだ。
 しかしまあ、8月はしし座で9月は乙女座ってことにしませう、となったのだろう(調べてません。要確認です)。
 そういえば、しし座と乙女座の区切りも、昔は22日から乙女座だったように気がするが、いつのまにか23日からとなったような(要確認)。これももしかすると、その境界線を巡っての争い、かも。あるいはただそういった星占いを載せた雑誌の編集者が間違っただけか。
 だけど、もっと問題なのは、なにせ星座を作ったのは大昔なので、現在と太陽の辿る位置、いわゆる黄道が微妙に違っているようで、しかもいつのまにかその黄道が蛇使い座を通るということになっていたから、そりゃもう大騒ぎ(ってことがあったはず)。
 そもそも、この誕生日の星座というのが、かなりアバウトな(このブログほどではないにしても)決め方だったので、実際の天球との齟齬が生じてしまったというわけ。
 そういえば、隣りの本棚にたまたま「全天恒星図」があるので、そのあたりをこれから確認した結果は、また明日。