偶然の1963年

 ツイッターにもチラリと書いたけど、昨日、外出から戻ると、夏堀正元さんの『幻の北海道共和国』が届いていた。で、開くと徳間康快さんに向けたサイン入り。ただ単に郵送しただけなのかもしれないけど。
 そして夜、なんとなくジブリの「コクリコ坂から」を観る。最初はどこの場所の物語かわからない。近畿や瀬戸内かとも思ったが言葉が違う。
 やがて主人公たちは東京へ向かう。えっ、桜木町ってある。そうか横浜界隈の話なのね。そう予備知識のないオヤジが思っていると、なんと新橋で降りたことが、後景の看板や何やらでわかる。そしてどこかの出版社。で徳丸社長。
 おおっ、これは徳間氏ではないか。まあジブリ徳間書店と関係が深いから、氏が亡くなったあとでのオマージュなのだろう、とネットで調べてみると、確かに彼だった。しかし、意外な偶然もあるものだ。
 あの二人が歩くのは山下公園で、ときは1963年。自分の家族もそのときは大船に住んでいて、よくその公園を歩いたものだった。