天才も忘れたころにやってくる。

 ツイッターでもつぶやいたように、本日「会田誠展」に行ってきました。いやはや、彼の天才ぶりは驚愕モノ。やはり本人がそういっているだけのことはあります。
 今日はおまけにツレもついてきたので、いろいろと説明しつつ回ったのだけれど、それがまた「勉強」にもなったみたい。まあそれで賢くなったかどうかはわからないけど。
 まずこの展示会はじっくりと絵を観るというイベントではなくて、いうなれば動かないパフォーマンスを体験するといったたぐいのものだと思う。そういった点でいうと、まだ会期がたくさん残っているせいか、ほどよいぐらいの人の入りで、誰かの頭越しに「鑑賞」するってことがなかったのがまずはよかった。
 ここの不動のパフォーマンスはたぶんその前で立ち止まって観るのではなく、こちらがゆっくり動きながら観るのが正しいと勝手に判断するからなのである。
 実はこれもツイッターでつぶやいたが、会田さんの展示に触れるのは、今回が初めてではない。資料を調べてみるともう13年も前のことになるけれど、知人の誘いに乗って、青山の画廊というかイベントスペースで行われた彼の展示会に出掛けたことがある。
 といっても、会田さんのファンはその知人(女性・えーと、四つか五つ年下)であって、なんとその時点で私は彼のことをまったく知らなかったのだ。
 このブログの右にあるカテゴリーの「絵画」をクリックするとそのときの話が上から三番目ぐらいに出てくるから、ご興味のある奇特な方はご覧くださいな。
 といったところで、話はまだ六本木ヒルズにちゃんと到達していないようす。そうそう、今回の展覧会はそこの森美術館で開催されているのです。でも六本木ヒルズに行くといつも迷うのであんまり入りたくはなかったのだ。
 で、この続きはまた次回。