で、探偵はバーにいるのか。

 いったい何の間違いか、ツレとホテルのバーに行って、カクテルについてほとんど知らないことに驚愕、って遅いんだよ。
 で、よく小説の探偵がオーダーしていそうなのを頼むと、ツレは女子バーテンに何やら聞いていて、結局そのホテルのオリジナルという、敵の術中に喜んではまっていた。
 「これ、おいしい。これなら、どんどん飲める」って、たぶんアルコールほとんど入ってないですから。どんどん飲めることこそ術なんですから。
 でも知る限りの一応のうんちくを取り出して、テーブルに並べてみたけど、後でパソコンで調べてみると、そのほとんどがスカだったことに気づく。
 あー、やっぱり酒は焼酎のウーロン割りか、バーボンのソーダ割りだわい。