「火球」的速やかに捜索打ち切り

 ロシアの隕石を報道する番組、特に有名人やら芸能人やらを並ばせて無駄にしゃべられている番組を観ていて、「いいかげんしてくれ」と叫びたくなってしまった。ふだんから彼らのコメント(には値しないけど)を聞いていて、どうしてシロウトが大事な放送時間を浪費しているんだろう、と思っていたけれど、今度はその度合いが激しすぎる。
 しかし今回は彼らが横丁のおじさんおばさんのような質問をするがゆえというより(それもあるけど)も、逆に知ったかぶりで発言を続けて、少しは知っているはずの専門家の言葉を塞ぎまくり、彼を呆れさせているからだ。
 その点で、「クローズアップ現代」はさすがに理知的だと思った矢先、あれ、小惑星帯を紹介する図像で、どうしても火星が地球の内側を回っているように見えるのだけど、さて私の目の錯覚だろうか。
 そろそろ隕石報道も終わりそうな気配だけれど、意外に思ったのは、当局が隕石の捜索を打ち切るという情報。その当局がどこなのかは知らないが、早すぎるにもほどがある。
 で、最新の情報は、あの地帯にたくさんあるらしい原発に落ちなくてよかったね、という住民の談話。いや、もしかしてほんとはそこに落ちていたりして。★写真はただの飛行機雲です。