マッショポテト製デビルスタワー

 懐かしの洋楽ポップス「バケーション」の歌詞を、四十年も誤解していたことを昨日書いたけど、そのマッシュポテトを見つめて、雪山を思い浮かべていた金髪ギャルはいないながらも、マッシュポテトで山を作っていた人がいたんだよね。
 そうご明察の通り、「未知との遭遇」のリチャード・ドレイファスが演じる男こそその人。
 彼は謎の光を受けて火傷をして以来、自分でも理解できない思いに憑りつかれる。そしてある日、朝食に出てきたマッシュポテトを「見つめて」何らかのインスピレーションを得て、自分でも何が何だかわからないままに、そのマッシュポテトを粘土か漆喰ででもあるかのように、いじくり始める。そして素材を変えて出来上がるのが、あのデビルスタワーだった、というわけ。
 その試作としてのマッシュポテトの山。その白さはやっぱり雪山だよね。