十一人いる!

 さて、はるこんもオーラス、クロージングの時間ですよ、奥さん。
 ということで、その会場に入ると、やっと太陽系チームの謎が解けた。初日の参加申し込みのとき、一枚ずつ惑星やら何やらの名前とイラスト付きのカードが渡されていて、何か買ったり、何かやったり、何かしでかしたりすると、特製シールが貼られていくのだが、いったいそれがとーなるのかは不明だった。
 それが最後にここで火星とか、冥王星とかのチーム別にシールの数がホワイトボードに集計されていき、一番高得点のチームが決定されるということだった。
 ちなみに私は土星。その集計作業は、なにやら学級委員を選ぶがごとくに、ボードに正の字が増えていくのである。さて、栄えある優勝チームは、同得点で、……、忘れてしもうた。
 たぶん地球と火星だった気がするけど、定かではない。
 賞品はジョー・ホールドマンさんのサイン本。スタッフがその人数を数えている。十人だね、そう十人だ。いや待て、違うぞ、十一人いる! とまあ素敵なエンディング(わかる人にしかわからない)となったのである。
 そしてホールドマンさんと加藤直之さんの言葉があって、ほんとの最後の最後に、ホールドマンさんがホワイトボードに自分で描いたイラストをゆっくりと消していき、幕が下ろされたのである。おつかれさまでした。
 おっと、そのあと、テーブルとイスのお片付けが残っておった。