ヤマナラシのジレンマ

 いろいろと調べ中なのである。
 タルコフスキー(相変わらず)の「ストーカー」でストーカーがゾーンの部屋の近くで読むヤマアラシの詩が、どうやらアルセーニーの作らしいので、彼の詩集『雪が降る前に』をパラパラやっていると、ユダが自殺した木がヤマナラシ(ポプラ)と出てくる。あれれ、まさかヤマナラシをヤマアラシと何十年も空目していたわけではあるまじろ、といろいろと見返してみても、ロシア語に詳しい先生がちゃんとヤマアラシとしていたので、一安心。