創元SF短編賞贈賞式など その二

  というわけで(が多すぎるが)、創元SF短編賞贈賞式など、の続き。
  しかし、そういえばいつもこのイベントの時期は、汗みどろになって会場に入るのが常なのだが、さすがにその汗も年々減っているように思う。最初の時なんて、ホント恥ずかしくなるくらい汗だくだったもんね。と、閑話休題
 今回、会場に入ってすぐにもらったものの一つが、いよいよ発売される『皆勤の徒』のカラー版チラシである。
 それは飾るは作者酉島伝法さんのなじみ深い社長と、新たなイメージを喚起する加藤直之さん描くところの社長。こうして別のニュアンスが加わったことで、酉島世界がより拡大していくのである。
 それからもう一つが、はるこんのときと(たぶん)同じ仕様の作品紹介文。それぞれ作品のほんの一部とその内容がまとめられているのだが、これを作るのって、かなり労力がいるのではあるまいか。
 ちなみに現在確認できる唯一の作品である「銀河風帆走」を『極光星群』と比べてみると、ふむふむ、なるほど。ということで、この作品を書いた宮西健礼さんが正賞の受賞者なのです。
 さすがに第四回ともなると、会場で挨拶する人も増えてくる。第一回なんて、誰とも話さずにそのSF的空気感(ってなんじゃい)に酔いつつも、青山ブックセンターを後にものなのだ。
 今回、座ろうとした席の前の列に、浴衣姿の勝山海百合さんを発見。「お風呂帰りですか」などと声を掛けるが、彼女には四方八方から別の人からも声が、そう人徳なのである。いつのまにかその隣に早川書房の井手聡さん。おっと、勝山さんの前があの大森望賞の鹿島建曜さんではあった。そして最前列には円城塔さんがいて、隣の女性と話している。むむむ、親しげだ、と、そのわけは後でわかるのである。