創元SF短編賞贈賞式など その四

 宮西さんは、正賞受賞者としては最年少、個人賞などをいれても、若さではだぶん一番か二番(未確認です)。ついでに最年長はというと、ほーっ、きっと私ですなぁ。
 で、どんなSF読んできたのと、問われて出てきたのが、クラークとか、アシモフ(だっけ)で、あれれれ、私のような年代のオジサンが読んでいるべき作品群ではないか。たしか最初のSF体験は母親の持っていたブラットベリだとかで、運命の指針はその原点より発したわけかな。
 受賞作のテイストから、堀晃さんの『太陽風交点』はどう、と聞かれて、「法学の授業で習いました」とのこと。一瞬、えええっ、となったのだが、すぐあとなるほどになる。とにもかくにも、存命中の作家さんにはあまり関心がないようす(個人的な印象です)。
 インタビューされているとき、マイクの持ち方が個性的だったので、小浜さんから「カラオケはいったことあるの」と突っ込まれる。さらに大森さんだったか、「AKBで誰か知っている」との質問には、「ええっと、前敦とか……」、でさらに突っ込まれる。うーん、とってもマジメな青年なのでした。
 続いて登壇したのは、大森賞の鹿島建曜さんと日下賞の高槻真樹さん、そして円城賞の与田keeさん。鹿島さんはすでにはるこんでお目に掛かっていて、高槻さんは日本SF評論賞の受賞者仲間だったけれど、与田keeさんとは初めてお会いする。そう先ほど、円城さんとおしゃべりしていた女性が与田さんだったのだ。
 ほんと、ペンネームだけだと、男性か女性かわからないことがしばしある。第二回の時も、宇木春宵さんを女性だとばかり思っていた。しかし不思議と酉島伝法さんは男に間違いなしと断定していたなぁ、と昔話。