ハロウィンの夜 その一

 本日はハロウィンとか、いろいろと大変ではあった。
 もともとそんななんちゃって宗教行事に関心がないというか、消極的にだけれども忌み嫌いところもあって、特に政治的側面がチラチラと見え隠れするあたりのモノについては……。長くなりそうなので、セーブモード。
 しかし今日のところはそんな話ではなく、ただ自分が住んでいるマンションにの子どもたちが、「トリック・オア・トリート」とかいって、各戸を回るイベントが、建って11年目にして始めて行われることになったのだった。
 そもそもこれをやると決まったのが、4日前の住民組合総会の後の懇親会で、酔っ払いつつの話題の中に、マンションでハロウィンなんかできないかなぁ、とママさんたちが話していたことから始まった。
 私も子どもがかわゆく変装してドア口に現れ、タドタドしくも、「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」、なんていわれた日にゃ、メロメロになりそうなので、若きママさんたちに、ウチに来てもOKすよ、といってしまったのだった。それがきっかけかどうかは定かではない(酔っ払っていたので)が、今日日の若いママさんたちの行動力はスゴく。翌朝にはさっそくそのシステムが掲示板に貼られていたのだ。(続く)