文フリの午後 その一

 さて、ファンタジー的な時は一瞬にして、過ぎ去り、昨年同様に、文学フリーマーケット、通称文フリを覗きに、東京モノレール流通センター駅に行ってきたのは、4日であった。
 昨年も書いたかもしれないけど、こういった催しものが存在すること自体、恥ずかしながら創元短編賞の面々から教えられて初めて知った。で、最初は大いなる誤解から、コスプレしている人が仰山いるかもしれない、などとドキドキ(いい意味で)して出掛けたのだが、実はまったくのヌカ期待であったわけだ。
 てなことで、モノレールは進む。最近この揺れが大きくなったような気がする。それはまさに飛行機嫌いの不安を掻き立てるのだが、今日は幸いのことに途中下車。
 そうそう、その途中にある天王洲アイルの駅名表示を見て、「天の渦」と想像したのは、私だけではないだろう、と、本日は現場に着かずの終了となる。