文フリの午後 その二

 と午後2時ぐらいに文学フリーマーケット会場の駅に到着すると、アレレレ、コスプレ風の女子が二人歩いているではないかいな。今日日の女子の服装のトレンドなど、ほぼ収集していないがゆえに、これら御仁たちがおめしなのものが、はたして通常の衣服なのか、それともプレイ中のそれなのかは、にわかに判断できないまま、むむむむ、と文フリの会場へ。
 ガイドブックを一冊入手して、さっそく一階のブースを眺める。おお、はるこんの面々のご尊顔が目の前に。さっそく未入手だったハネコン・ブックを一冊購入、なつこんのゲストが瀬名英明さんに決まったね、などとおしゃべりしていると、隣の隣のブースがなんと倉田タカシさんではないかいな。今回はお一人での参加。オレンジ色の小冊子、「わざわいのあじわい」をまず購入。文字の並ばせ方がすごいイイ。巻頭一番の言葉は「ご一緒のポテトはいかがなものですか」。で、もう一つ買ったのが、立方体小説「スローロリスと回る寿司」。工作をしてその名の通りに立方体にしないと読めない小説なのだけれど、図画工作が苦手なので、まだ読めないでいる。
 で、はるこんと倉田さんに挟まれたブースの人が激しく営業をしかけてくるので、これもご縁と「ゾンビ小説集」なるものも買う。うううう、今日はカバンが破裂の予感。