開演前の不安なひととき

 そうそう、書くのを忘れていたけど、「ゼロ・グラビティ」観てきました。英語をちゃんと聞き取れない人が3Dを堪能するには、断然吹き替え版のほうがいいという情報を元に、上映館を検索。
 すると都合のいい時間帯で、新宿や池袋では上映されてはいないみたいで、ウチからだと東武練馬のイオンのシネコンか、川口のアリオのシネコンが便利だということがわかった。
 特に東武練馬なら車で20分も掛からない。しかも50夫婦割で一人1000円だ。こりゃいいジャン。ということで、生まれて初めて車で映画館へ出掛けたのだった。
 全席指定の入れ替え制で、ずいぶんと早く着いたものだから、チケット売り場ではどこでもお好きな席へどーぞって、我々がその回の最初の客かい。で四時過ぎの回まで近くをほっつきつつ、ホールへ入ると、先客はたしかに一人だけ。客席はうまい具合に傾斜がついていて、いい感じ。
 で、なぜか定刻よりも五分ほど早くコマーシャルが始まったようだが、それが長い長い。
 結局15分以上、まったく観たくない予告編らなにやらを見せられて、最後にディズニー映画の歌一曲分まで聞かされるのだった。
 このあたりで入るホールを間違えたのかと不安になってくる。というのも、遥かな昔、「Uボート」が始まるかと思ったら、スクリーンにオードリー・ヘップバーンがいたことがあるのだ。
 しかし幸いにも今回はオードリーが出てくることもなく、画面は宇宙空間へと飛び出すのである。さあ「ゼロ・グラビティ」の始まり始まりは、また明日。