沖縄叙景 その二十
お分かりかと思いますが、20回に分けて沖縄のことを書いているけれど、もちろん二十日間も旅していたわけではありません。いつものようにただダラダラと続いてしまっただけなのです。実際には三月九日から十三日までの五泊六日でした。
その出発日の少し前に、マレーシア航空のボーイング777機の行方不明事件が起こり、乗るヒコーキもなんと777だったので(旅行会社で787でないことをわざわざ確認していた)、もーかなり緊張しました。でも旅行中にはその原因もわかっているだろう、だから帰路は安心だ、と思っていたら、そんなこともなく、おかげで楽しい二時間少しのフライトを存分に味わったわけです。
ということでの最後の沖縄の夜。
今回はほとんどがホテ食(ホテルで食事)だったので、最後は地元の味を、とばかりに出掛けた帰りにわざわざUターンして、糸満物流センター遊・食・来とかの食品スーパーに立ち寄り、出来合いの食料を買い込みました。
それぞれに作り手の名前が書いてあって、いい感じです。そのせいかついついの買い過ぎ。そしてその一部が食べきれずに捨てるはめに。こんなことはウォーキング・ディスポーザーである私には初めてのこと。作ってくれたおばーに申し訳ない。
というわけなので、さらにはちきれんばかりのお腹を抱えて、最後の夜は蒸けて、じゃなかった更けていくのでした。