ソ・ソ・ソクラテスか、プーシキンか。

 今度の日曜のSF乱学講座で「惑星ソラリス」についての話をさせていただくことになっているので、いろいろと日本語の文献を読み直したり、映像を観直したりしているのだが、今更ながらに新発見があって驚いている。
 例えば「惑星ソラリス」の図書室に最初に出てくる白い彫像なのだが、とある資料によると、それはプーシキンデスマスクなのだという。奥にあるやはり白い彫像はソクラテスだろうか。
 あるいは「鏡」のラスト近くで、ベッドに横になりながら鳥を「生き返らせる」のは、タルコフスキーなのだが、映画では顔が映っていない。そのシーンの未公開写真を見ていたので、映画でも確認できるものと勘違いしていた。横になっているのはタルコフスキーに間違いないが、それが本人と映像で確認されるかどうかで解釈も変わってくる。これはかなりあぶない。
 ということで、ひっちゃかめっちゃかになりつつ当日を迎えることになりそうだ。

★集めた英語の文献はただのオブジェです。