本日の新聞から その二

 さて、昨日の朝日新聞福島第一原発の記事、第一から逃げちゃった人々の話から本日はドライベントに話は移っているようだが、こちらではあいにく、相も変わらぬ昨日の突っ込みの続き。第二に行ってしまった人たちのことは機会があればぜひ触れてみたいけど。
 さて、昨日書いたように「チャイナシンドローム」という言葉は個人的な記憶としては、映画「チャイナシンドローム」以前にあったはず。というよりもその映画の公開と前後して、その言葉を映画のタイトルに使ったことの情報がいわばキャンペーン的なカタチで流れていたのだ。
 なので、昨日の新聞記事の、この言葉は映画のタイトルに由来するという記事に違和感を持ったわけ。
 で、さっそくネットで調べてみると、なんとwikiなどでも、その記事のまんまに映画に由来するなんて書いてある。そしてその出典を見ると同じ朝日新聞社の「知恵蔵」というわけなのだ。さらにその他もろもろのサイトもほぼ同じ書き方ではありませぬか。
 あれれれ、いったいいつ地球は変わってしまったのかと頭がクラクラした。それにみんながみんな同じような表現だし。つまりはwikiが知恵蔵を使い、それにみんなが従ったってことじゃないのかな。
 それで検索ワードを変えてみると、映画のパンフレットを紹介しているサイトに行き当たった。当時のパンフにはしっかりと「チャイナシンドローム」がどういった意味なのか紹介されている。それによると、
「この言葉は映画の造語ではなく、化学用語として使われている。実際に溶解物は、地下水脈に接触して地底で大爆発を起こし、広大な地域にわたって放射能をまき散らすことになる。メルト・ダウンが、いかに恐ろしいかを象徴した言葉である。」とのこと。
 ここでやっとひと心地。大げさにいうと、虚偽の大海で小さな浮き袋を発見したような気分だった。で、やっぱり続きます。