若き日のタルコフスキー

 最近また、というか相変わらずというか、いいかげんもう飽きたよ、というか、タルコフスキーのことをいろいろと調べている。
 で、今回は大学卒業制作作品である「ローラーとバイオリン」を再見。あやふやな記憶が一時だけしゃきりとしたけれど、またゆっくりとへなへな状態になりつつあるのは、いつものこと。
 そんな中、今日書くのはその作品ではなく、この「ローラーとバイオリン」が、まず卒業制作としては破格の扱いを大学側から受けて、さらにはニューヨーク国際コンクールで一位になった直後の話、彼はその将来を嘱望された存在として輝ける黄金のカーペットを歩いて、次の作品「僕の村は戦場だった」に取り掛かることになるのだけれど、たぶんその寸前にモスクワ映画大学の先輩であるマルレン・フツィエフ監督の「私は20歳(はたち)」に、友情出演的な参加をすることになる。
 ねっ、ちょっと興味あるでしょ。
 ということで、若くキラキラしていたであろう当時の彼がどんな演技をしていたのか、観てみたい気持ちいっぱいで、それをネットで探してみたら。
 おっと、あったあった。なんと3時間を軽く超える作品ではないか。ということで私はパソコンの前で正座しつつ(嘘です)、その▼マークをクリックしたのでした。(続く)