不必要の必要 その七

 などということをブログに書いてみて、ふと大学に入った頃、自分はどんな本を持っていたのだろうかと、思い浮かべてみる。読んでいたか、ではなく持っていたか、なのは、昨日の新入生セミナーでの担当教授の弁から来ている。
 そう、「読まなくても、まずは買いなさい」なのである。
 と、思い浮かべる時代は、なぜかストンと学生時代ではなく、中学に入りたての時代に遡ってしまう。小学生の頃は特に本好きのガキではなく、何冊かの図鑑でその薄い好奇心は満たされていたのだった。ただその図鑑の中でも、その企画力のせいかとても印象に残っているものが二冊ある。それが「宇宙旅行」と「未来の世界」である。ということで、話は大学の頃から中学をスキップして小学生の頃へと隘路に陥っていく。すんません。
 で、それらの図鑑はともにイラスト満載で、文字通りに宇宙への旅と未来の世界のありようを、描き切っていた。しかし残念ながら、知らないうちに自分の手元から消えていってしまったのである。
 しかし最近になってネット上の古書店で「宇宙旅行」を方を発見、すぐに買い求めたのだった。それが、これ。
 でもなんだかこのことについては、すでに書いているように気になってきたな。でもまあいいやと、いつものように続きます。